お買い物の同行支援。
利用者さんの個々の事情にあわせて時々やっています。
この日は、ある利用者さんと大阪でのお買い物。
一番の目的は、靴屋さんで靴を買うこと。
その次の目的は、最近壊れたBlu-rayレコーダーの買い替えの下見の予定。
今までの靴は、誰かからの提供品だったりが普通だった生活が長かったため、゛靴が古くなって自分で買う時はリサイクルショップで靴を買う〟というのが「自分の当たり前」だったようなのです。それで、靴屋さんで靴を買ってみてはどうかという提案をし、ご本人も希望あっての今日となりました。
私がこの仕事をしていて思っていることですが、なかなか自分にあった靴を履いている人は少ないという実感。買う時からブカブカの靴が「自分に最適なサイズ」と思っている人が多いような気がします。履きなれた靴はブカブカの状態になってくるので、新品のピッタリ=窮屈に感じるのでしょうか?
世間一般的にも自分にあった靴を探し出すのは難儀なことかなと思いますので、靴の買い物って難易度高いなあぁと思うのです。という私も数年前、合わない靴をデザインが気に入っているからと無理に履き続けて巻き爪がどえらく酷いことになって後悔した経験があり他人事ではないのです・・・。
自分の足のサイズや形、靴の形状や素材の質、毎日どんな所でどのくらい履くのか…によって靴のサイズや種類が違ってきます。スニーカー靴にしようと一言で言っても値段がピンキリで、メーカーごとに陳列されているところから1足を選ぶのは大変です。
自分で店内の靴から好きそうな物を見つけて、そのあと店員さんを呼んで、合いそうなサイズを出してもらって、横に店員さんがついてつま先やかかとを手で押させてもらったりしてサイズを確認して、店内歩いてみて確認して、買うかどうか自分で決断して、やっとレジへ並んで、お金を払って、「ありがとうございました」と紙袋を渡される・・・この一連が、とにかく初体験でした。
今日はこのあと、ランチして、若者にはやりの店で服を買って帰りました。この利用者さん、ホームにきた頃と違って、「これ良いですね~」とか友達のように私と会話して選ぶことも、試着室で試着して自分で確認することもできるようになっていて、それが自然な感じで、私はその成長というか変わりように感激していました。なにより、一緒に買物に出かけて楽しみ合うことができている自分にも気づきました。友達や気心知れた人と一緒にお出かけするのと同じ感覚をかんじるとき、利用者さんの生活がうまくいっているのだなぁ、信頼関係もできたかな~と思うことができて、私はうれしいです。